威愛清簡教

故亀井正夫さん。「リーダーになる人、上に立つ者の心がけは山鹿素行の「聖教要録」にある「威・愛・清・簡・教」の5つの文字に尽きるというのです。「威」とは威厳です。トップに立つ人はやはり威厳がなければいけませんが、威張ることではありません。実力を身につけているから、自然ににじみ出てくる威厳、トップはそれを持たなければならないということです。「愛」というのは、人間に対する愛情を持てということです。「清」は身を清潔にしろということです。会社の中でも、上司が役得などで甘い汁を吸うようなかたちになったのでは、部下は離反してしまいます。「簡」は簡潔を旨とするということです。くどいのはいけません。「教」は、教育、訓練です。仕事の場において常に部下を指導し、錬磨していくことが大切です。」まずは威厳から。