夜のカフェテラス

国立国際美術館でやっていた「ゴッホ展」をようやく観にいけた。金曜日は7時まであるのがいい。好きな絵はゆっくりと人の頭に邪魔されず、少し離れたところから観たいので、閉館時間になるかならないかまでに一通り見終わって、最後の何人かになる(美術館の人たちのプレスがきつくなる)までいて、久々にゆっくりと至福のひとときを味わえた。ニューヨークのメトロポリタン美術館などは広いので、やはり金曜日の夕方などワンフロア貸し切りという状態で見ていたことを思い出す。今回はなんといっても、「夜のカフェテラス」。「糸杉と星の見える道」もよかった。ゴッホの言葉。「糸杉のある風景!ああ、それは容易なことじゃない。美しいものをつくるには、僕ら自身の中にないもの、少しばかりの霊感が、天からの一条の光が必要なのだ」