戦略の役目

インテルアンディ・グローブさん。「われわれの幹部がその知識を総動員してこの戦略案にたどり着いたのだから自分たちを信じてこの戦略でいこう。間違っていたら問題が出てくるだろうから、そのときはすぐに戦略を修正しよう。拙速を尊ぼう」インテルの西岡郁夫さん。「企業改革の戦略を発表して、それを持って信頼に足るトップが陣頭指揮をすれば従業員は元気づく。元気づいた従業員は目標に向かって整然と行動を起こしはじめる。取引先も信頼してついてくる。動き出すとフィードバックが得られる。それを分析して、何が予想外に起こりつつあるのか、何をなすべきか、ということが連鎖的に見つけやすくなる。戦略の役目とは本来そういったものではないか。」地図があるが故に目的地にたどり着けることがある。たとえそれが間違ったものであっても。