オーバーアチーブメント

nakatomimoka2009-06-13

内田樹さん。「多くの日本企業は人事戦略で失敗しました。成果主義の導入や非正規従業員の増加などで、仕事をモジュール化してしまった。成果主義も非正規雇用も、労働を均質化して給料分の仕事だけをさせるシステムです。しかし、企業が安定して成長するためには、組織への帰属意識が強い少数社員による人事評価の概念を超えるほどの過剰な働き(オーバーアチーブメント)が重要なのです。結局、組織の全員を同等に働かせようとするシステムを作ると、今まで好き放題に仕事をしていた人たちのモチベーションが下がってしまう。結局、人間は自分が『やりたい』と思って働いている時に力を発揮します。その成果が働かない人の何十倍もあるおかげで、組織が成り立っているのです」やりたいと思った仕事を好き放題に人事評価に関係なく、まではね。