缶詰会議「シャレット」   

大前研一さんがディズニーの仕掛けを紹介している。「『シャレット』」という会議では参加者を缶詰にして、平均10〜12時間、侃々諤々、喧々囂々とやりあいます。場合によっては、これが二日間続くのです。アイズナーの持論は、『時間は長くかかるほどよい。また、苦しくてつらいほどよい』というものです。そのこころは、どの企業でもそうであるように、声が大きくて、おしゃべりな人の独壇場となったり、過去を引っ張り出して半畳を入れたり、実力者やお偉方に取り入ろうと追従したりといった、非生産的行為を排除するためです。このように長期的に『監禁』することで、肉体的にも精神的にも疲弊させると、だれもが『一刻も早く、この会議を終わらせたい』と思います。こうして参加者はようやく平等になり、真剣で創造的な議論が実現します。」なるほどね。