何事も10年続ければ

森敬典さん。「なにごとも10年続ければ本物になれる、と言います。好き嫌いとか、善悪を超えて、とにかく10年やり続けてみるのです。すると、なにかが見えてくる。確かなものを感じることができるようになる。『霊の発見』という本の中で宗教哲学者の鎌田東二さんが『十年間ずっと、一つのことを、毎日毎日やっていったならば、何か基準になるものが、自分の中に育ちます。それだけ手間隙かけて育てていかないと、なかなか見えない』とおっしゃっています。そうなのです。『続けるということは育てるということ』なのですね。」さて、思い返してみるに、現在習慣的にやっていて10年間続けているものがあるだろうか。はじめて断続的に10年というものならいくつかあるが、習慣的にとなるとなかなか見あたらない。基準を育てる為に、続けること。