ものの本質を考える

大前研一さん。「ものの本質を考えるためには、設問の仕方を解決策志向的に行うことである。問題を『どうすればよいか』というのでは、誰でも思いつくアイデアしか出てこない。問題が起こっているのは『どうしてなのか』と問うことが必要である。漠然とした改善案を拾うような設問ではなく、解決策につながるような設問のしかたをつねに発せるように訓練し、心がけておくことが大切である。例えば、『残業を減らすにはどうしたらよいか』ではなく、『当社は仕事量に対して十分な人がいるのか』という設問をしてみる。これをYESとするためには、かなりの分析をしなくてはならない。」小手先のアイデアを出すような設問ではなく、根源にさかのぼるような設問を、常日頃から心かげられるようになりたし。HOWではなく、WHYで本質を問わん。