21年目の春の桜  

また春が巡ってきて、入社式と桜の季節になった。なんと入社してから20年である。まるまる20年も働いて来たとはとても信じられないが、時のたつのがはやくなっているのだろう。先般海外の方を連れて京都を観光したときに、ガイドさんが「日本人は桜の開花が短い命であるからこそ好きである。もしかしたら来年は桜を見ることができないかもしれないという思いをもって桜を愛でる」ということを言っておられた。さて、20年のうち、何年分の桜を覚えているだろう。あたりまえにあるものとして、例えば桜を我々は見過ごしているけれど、常に、新しい気持ちで、常に、これが最後かもしれぬという想いで、物事に取り組むようでありたいと思う。今年は、めずらしく職場からお花見に行く予定である。今年もチェリー・ブロッサムを愛でられることの喜びを。