己の弱点を客観視できなくては

茂木健一郎さん。「創造性をはぐくむ秘訣があります。それは『自己批評文』を書くこと。自分自身の欠点を自分で笑うということです。夏目漱石も、『吾輩は猫である』の中でやっていています。あの小説に出てくるくしゃみ先生は漱石自身です。彼は自分自身を面白く批評できたから、世に名だたる作家となり得たわけです。自分を客観視することは『メタ認知』というのですが、これは成長するのに必要な要素です。己の弱点を客観視できなくては、大した人物にはなれません。それこそ、『プロフェッショナル仕事の流儀』に出てくる一流と言われた人達は、皆、それができていますよ。自分自身を知ることは、何にでも役に立ちます。『経験×意欲=創造力』です。つまり、意欲のあるジジイは最強だってことですね」自分の弱点、認識していますか。