チームに十分な時間を

カール・W・スターン氏「企業内のチームとは、スペシャリストとゼネラリストをうまく束ね、全体の能力が育成されていく場と言えます。チームの生産性が高められるのは、多くのタイプの人がいて、そこから多様な発想が生まれる時です。米サンタフェ研究所の調査で面白い結果が出ています。非常に多様な人間が集まったチームの場合、一緒にいる時間が短期だと、プロジェクトが失敗するケースが多い。短期間では、互いの相違点から生まれるメリットを十分に理解できないからです。これに対し、十分な期間をかけて一緒に過ごしたチームは、互いの違いも十分に理解したうえで、より多くの創造性を発揮できる。異能なタイプでチームを編成したら、十分な時間と長期的な任務を与えることが必要です」プロジェクトメンバーが信頼しあえるに十分な時間を。