何を、誰が、いつまでに

吉越浩一郎さん。「具体的な形にブレイクダウンしないと、抽象的な目標は単なるかけ声だけに終わってしまう。例えば事故を起こしてしまった鉄道会社などは『安全第一』という目標が具体化されていなかった可能性が高い。おそらく『安全第一』と言ってはいただろう。しかし、その目標を達成するために、『何を、誰が、いつまでにやるか』ということが可視化されていなかったのではないか。一方、前の会社の場合は、どんな仕事も大勢の関係者を集めた会議の場で、『この仕事は○○さんが×月×日までにやってください』と厳密な締切日を指定したデッドラインを申し渡される。担当者としては先送りにするわけにいかない。『何を、誰が、いつまでにやるか』がすべてガラス張りになっているので、逃げ隠れはできないのだ」そうではないタスクの多さよ。