永守重信さん。「大法螺はそれだけ見るとまったく実現可能性を持たないが、実は目の前の目標である『夢』を積み重ねた先に見えてくるものだ。つまり大法螺を語る前に夢がなければならない。そして夢を実現するには日々の努力が肝要だ。結局、大法螺に近づくためには、一歩一歩カメのように歩むほかないのである。どんな仕事にもいえることだが、インスタントに目的を達成しようとするのではなく、きちんと順序を踏んで着実に進んでいくほうが結局は近道である。大法螺を夢に変え、夢を手繰り寄せて現実にするには具体的な行動目標が必要である。平たくいうと、予定はどのくらい先まで立てておくべきなのか。私の場合は一年半先までと決めている。少なくとも三ヶ月先の行動計画を立てるべきである」今は明日までが精一杯。せめて、三ヶ月先を。