賞を貰うためでなく

nakatomimoka2009-09-27

インファナル・アフェア』監督のアンドリュー・ラウさん。「香港、日本、中国を合わせて、全部で20個の賞をもらったんだ。でも、賞をもらうために、映画を撮るなんて考えたことはないよ。クオリティの高い作品を、多くの人に観てもらいたいんだ。映画を観てくれる人たちのために、撮影しているんだよ。」行為の動機が純粋なものかどうか。賞を貰うために作るのではなく、いいものを作ろうとしての結果が賞になる、があるべき姿。ただし、新人賞は性格が少し異なる。賞を獲らないとデビューできない。観てもらう、読んで貰うためには、賞をもらわねばならない。江戸川乱歩賞でも、賞を獲るための傾向と対策が問題になったっけ(「自分の熟知している特殊な世界」を描き「複数の殺人事件」を起こすなど)。賞をもらうためだけでなく、創ることができるか。