野田智義さん。「立ち止まり、自分をふり返る(内省する)こと。なりたい自分への刺激と挑戦への気概を喚起させられるような匂いをもつ場に身を置くこと。そうした中で、世間や組織の論理ではなく、個の論理を自分にひきつけること。これらは、リーダーシップに求められる力を磨くことに結果的につながるように思う。リーダーは座学だけでは育たない。リーダーとして歩む力が最も有効な形で磨かれるのは、苦しい修羅場体験をした時だ。逃げ場のない難局に追い込まれると、ギリギリの決断を迫られる。葛藤が渦巻き、重圧に押しつぶされそうになる。そんな場面で決断してこそ、自分というもの、自分がよりどころとするものがあぶり出されてくる。また、経営者としての理念や哲学が問われるのも修羅場においてだ」そういう場に身を置けるか。