戦略ストーリーを語る

nakatomimoka2010-04-14

楠木建さん。「競争戦略は、『誰に』『何を』『どうやって』提供するかについての企業の様々な『打ち手』で構成されています。ストーリーとしての競争戦略は、こうした様々な打ち手を互いに結びつけ、顧客へのユニークな価値提供とその結果として生まれる利益に向かって駆動していく論理に注目します。つまり、個々の要素について意思決定しアクションを取るだけでなく、そうした要素の間にどのような因果関係や相互作用・依存の関係があるのかを重視する視点です。戦略ストーリーを語ることは、『個別の要素がなぜ齟齬なく連動し、全体としてなぜ事業を駆動するのか』について説明を与えるということです。それは、『なぜその事業が競争の中で他社が達成できない価値を生み出し、利益をもたらすのか』を説明することでもあります」要素でなく全体を。