願っておいて忘れる

nakatomimoka2011-05-15

甲野善紀さん。「野口晴哉先生が言われていましたが、『願い事というのは、願っておいて忘れること』、『思って・忘れる』、これが大事だということです。自分でこう言っておいて、そのことにこだわっているとダメなんです。野口先生の『念ずれば通ず』の方法はとても具体的な願い事の達成法なのですが、野口先生の場合、これを大上段に振りかざさない所が、いかにも先生らしいセンスのよさでした。また、先生にしてみれば、こういうことは人生の上のホンの小道具として使ことだという思いがおありだったからだと思うのです。何しろ先生には『人間というのは、生きるために生きるのであって、別に何々をするために生きるのではない』という大名言があります。ちょっとした心の使い方のコツで願い事ぐらいはすぐ叶うと思われていたのでしょう」願って忘れる。