楢崎弥之助さん。「その時、私が君に言った言葉がある。覚えているだろうか。『もし、この世界でリーダーになろうと願うなら、君が自民党にゆこうが、共産党にゆこうが、君についてくる子分を十人は持っていないとダメだ。つまり君のためなら、どこまでも一緒に生死をともにする子分がいないとダメだ』と。私が何を言おうとしているかわかるだろうか。君の恰好よさに憧れて、君のところにいった若者が、君のところに長続きしないという話をよく聞くからだ。若い人の話には真剣に耳を傾け、真面目に相談に乗ってやるように努めてもらいたい。君の性格には、『自分のことしか考えない』というところがあって心配だ」親分肌であるかどうかはともかくとして、リーダー足りうるには、ついてくる人が十人は要る。まずは、真剣に耳を傾けることから。
