社会的帰属から達成へ

nakatomimoka2012-01-19

ジグムント・バウマンさん。「ブランド商品を所有したり、人前で見せることは、社会的地位を手に入れ、維持しようとすることが理由である。もし、社会的地位が人々から承認されないのなら、それは何の意味ももたない。ロゴやブランドは、承認を求める言葉である。自分の望む自分になることや、ブランドやロゴの助けを借りて、社会のルールとして承認されることが、近年、アイデンティティの名のもとで議論されている。近代がはじまったころ、社会の歩む道のりは、『社会的帰属』を重視する社会から、『達成』する社会へと変化した。人が『生まれながらにして』自分のアイデンティティを得ている社会から、自分の役目や責任においてアイデンティティを構築する社会へと変わったのである」ブランドの助けを借りずに、何かを達成して承認されたい私。