交渉者に共通する間違い

nakatomimoka2012-06-01

ディーパック・マルホトラさん。「交渉において価値を要求する際に、どの担当者も犯しがちな間違いは、(1)強い立場にないのに、自分から最初に価格を提示する。(2)十分には強気と言えない価格を最初に提示する。(3)自分が一方的に話して、相手の話を聞いていない。(4)相手に影響を与えようとしたが、相手から情報を引き出そうとはしない。(5)相手に関する仮定を検証しない。(6)ZOPA(Zone of possible Agreement)の計算が間違っていても、交渉の最中に計算し直そうとしない。(7)相手が譲歩した以上に譲歩する、などである。交渉において、最初に条件を提示べきかどうかは、状況による。提示することの最大の利点は、アンカーを設定できる点にある。アンカーとは、交渉相手の関心や期待の拠り所になる数字である」よい交渉を。