主力事業を入れ替える

nakatomimoka2012-09-28

三品和広さん。「経営とは何なのかといえば、主力事業を入れ替えること、どういう事業に入れ替えるかを決めるということだ。事業の入れ替えを志し実行するには、10年や20年はかかる。かつて『企業の寿命は30年』といわれたが、事業の寿命が30年と考えればよい。総合スーパーの利益が右肩下がりになり、ダイエーは潰れてしまったが、イトーヨーカ堂ジャスコ(現イオン)は生き延びた。前者はコンビニにシフトし、後者はショッピングモールを展開してデベロッパーになった。だが、ダイエーは主力事業の入れ替えができなかった。つまり、多くの経営者が腐心している従業員のモチベーションアップや商品の開発・仕入れ、在庫の管理や店の改装といったことでは、差はつかない。企業内に『建設』の機能を復活させることが必要だ」それが経営。