益はなくとも意味はある

nakatomimoka2013-10-10

鍵山秀三郎さん。「紀元前500年に亡くなった中国の名宰相に晏子という人がいます。大変質素な生活を貫いたことでも知られる人です。その晏子が残した言葉に『大方の人は益がなければ意味がない。しかし、私には益はなくとも意味はある』というものがあります。私共がやっている掃除はエネルギーに対する効果は乏しい。けれどゼロではありません。掃除はまさに、『益はなくとも意味はある』という行いだと思います。本当に大切なことは何なのか。それは『他者への配慮』なのです。『ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる』これは私が掃除という平凡なことを積み重ねるなかで信念となった言葉です。どんなに大きなことをやろうとしても、まずは自分の目の前にあることから始めること。そしてそれを、誰にも負けないほど徹底して行うこと」意味を。