ひきつける魅力

nakatomimoka2014-01-07

松下幸之助さん。「秀吉という人には、それほど人をひきつける魅力があったようである。それは秀吉の天性の人柄か、あるいは幼い時から諸国を流浪し、人情の機微というものを身をもって知り尽くしたことによるのかわからない。いずれにしてもそうした秀吉の魅力が、あたかも磁石が鉄片をひきつけるように、多くの人を彼のもとに集めたのであろう。そのような、ひきつける魅力というものを持つことが、指導者にとって、きわめて望ましいことだと思う。指導者に、『この人のためには……』と感じさせるような魅力があれば、期せずして人が集まり、またそのもとで懸命に働く。そういうものを持たずして、よき指導者になることはなかなかむずかしいと思う。人情の機微に通じるとか、人を大事にするとかいったことも、努力次第で一つの魅力ともなろう」魅力を。