死の瞬間の走馬灯を

nakatomimoka2014-12-13

成瀬雅春さん。「いかに人生を歩むか、いかに死に向かうか、です。そして、死を楽しむのは自分しかいないんです。僕がヨーガをしているのも、死の瞬間を楽しむためにしているようなものです。つまり、僕たちは人生でいろいろな体験ができるけれど、唯一、一生に一度しかチャンスがないものがある。それが、死なんですね。ということは、死は人生のなかでいちばん最高の体験であるはずです。だから、その死の瞬間をじっくりと味わいたい。死の瞬間には、走馬灯のように、これまでの人生を振り返るということがよく言われています。もしそれがほんとうならば、つまらない人生を歩んだ人は、つまらない走馬灯しか見ることができない。死の瞬間に『俺って、こんなに情けない人生だったのか』と思うほど、悲しいことはありません」だからこそ懸命に生きる。