菅原洋平さん。「睡眠時間の長さに関係なく、臨床的には起床から4時間後に、あくびをする、体がだるい、ボーっとするなどの眠気に関する様子がみられたら、その人の睡眠は足りていないと判断する基準があります。人間の脳は、起床から4時間後が最も脳波発動が活発で、一日の中で一番頭が良い時間帯です。この時間帯は、脳は最も眠気を感じにくい筈なので、ここで眠気を感じるということは、睡眠不足だと判断します。朝6時に起きる人は、10時の会議であくびが出ていないかをチェックしてみましょう。体の熱の殆どは、筋肉によって作られます。つまり、起床から11時間後に筋肉を使えば、深部体温を上げて、作業効率をあげることができます。特に背中の筋肉を使うのが効果的。椅子に座ったままピシッと背筋を伸ばしましょう」夕方5時の背筋。