プライドの負の部分を刺激

nakatomimoka2016-04-20

生島淳さん。「『名将』と呼ばれるコーチほど、勝っている時ほど叱責し、負けている時ほど穏やかに、具体的なプレーの修正点を指示することの方が多い。ただし、負けている時にも例外はある。『ショック療法』の場合だ。2005年11月5日のアルゼンチン戦のハーフタイムに、ジェイク・ホワイトが発した一言は選手達のプライドを刺激した。その試合で南アフリカはハーフタイムで16対20とリードを許していた。南アフリカはアルゼンチンと10回対戦し、一度も負けたことはなかった。ホワイトは選手達に『円になれ』と命じ、それぞれの右の選手を見ろと話した。『これから有名になる選手をしっかりと覚えておきなさい。君たちの右隣にいるのは、アルゼンチンに初めて負けて有名になる選手なのだ』。南アフリカは34対23で勝利を収めた」劇薬も時に。