仕事は一気呵成

nakatomimoka2017-08-30

北尾吉孝さん。「次に森信三先生が仕事というものをどのように考えておられたかについて簡単にふれておきたいと思います。まず先生は、仕事とは日常生活を充実したものにするための最も手っ取り早い手段だといわれています。『自己のなすべき仕事を、少しの隙間もおかずに、着々と次から次へと処理して行くことだといってもよいでしょう。すなわち、少しも仕事を溜めないで、あたかも流水の淀みなく流れるように、当面している仕事を次々と処理していく』ことが、充実した生活というものだというのです。『自己の充実を覚えるのは、自分の最も得意としている事柄に対して、全我を没入して三昧の境にある時です。そしてそれは、必ずしも得意のことではなくても、一事に没入すれば、そこにおのずから一種の充実した三昧境を味わうことができるものです』」全我。