今、ここ、普通

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小池龍之介さん。「現実を『こうである』とただ観察し、ありのままの感覚を味わうこと。『これから、やがて、どこかで、いい感じになりたい!』というドーパミン・モデルではなく、『今、ここ、普通の存在感』を大事にすることが心の充足につながるのです。シンプルに、今、ここ、普通。文明が発達し、快適さや便利さが増して、面倒なプロセスがスキップできるようになった結果、ドーパミンが放出されるまでの速度と頻度が過密になっているのです。もともと人の心は自ら欠落感を作りだしてしまうものですが、ドーパミンを受け取りすぎて『快』を感じる装置がマヒし、より強烈な『足りなさ』という空虚感に悩まされているのが現代人だと申せるでしょう。ドーパミンの分泌は、決して幸せに繋がらないということを、ブッダは若い頃に学んだと言えるでしょう」ふむ。