儀式作りの2条件

f:id:nakatomimoka:20191011164149j:plain

鈴木祐さん。「あなたの獣はどのような無意味な儀式にでも反応します。テニスのナダルがいつも2本のボトルから交互に水を飲むように、陸上のミシェル・ジュネクが試合前に不思議なダンスを踊るように、実際のタスクには直接に関わりがない動作でも構いません。儀式を作る際に大事なのは次の2点です。(1)『この動作をしたら大事な作業に取り組む』と決めておく。(2)決めた手順を何度もくり返す。このポイントを満たす限り、どんな内容でも効果は見込めます。『ガムを嚙む』や『ペンを十回まわす』などのように、適当に決めた動作を『儀式』として使うのもありでしょう。が、どうせならば無意味な手順だけでなく、現実の役に立つ作業を『儀式』に組み込むべきでしょう。その方が獣を動かす作用が強まり、最終的に集中力も上がりやすくなります」儀式。