偏桃体をオフにする

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鈴木祐さん。「脳のパフォーマンス低下も、進化のミスマッチが原因だと考えられるのです。ヒンバ族の集中力は、ロンドンの若者にくらべて約40%も高かったのです。リンネル博士は、『都市に住む者は偏桃体が過敏になるからだろう』と推測しています。偏桃体はヒトの脳に備わった警戒システムで、身の回りに危険が迫ると活性化し、緊急事態に備えるように体に指令を出します。この警戒システムは、およそ6000万年前のサバンナで形づくられました。現代人の偏桃体はつねにスイッチがオンの状態であり、どうしても集中力は分散してしまいます。スマホを近くに置いたグループは、電源を切った状態だったにも関わらず、学生の集中力は半分に減ってしまったのです。デジタルデバイスが近くにあるだけで、認知機能は大きく低下する」スマホを近くに置かずに。