柔軟性は不利に働く

f:id:nakatomimoka:20210723152256j:plain

ロルフ・ドベリさん。「クリステンセンは、若い頃、人生の前半をキャリアのためだけに捧げ、人生の後半は―つまり金銭的な余裕ができた後―家族とゆっくり過ごそうとする管理職の人間を大勢見てきた。ただ皮肉なことに、そう思ったときには家庭はすでに崩壊しているか、そうでなくとも子どもたちはとうに巣立ってしまったあとということが多かった。そこでクリステンセンは、『誓約』を立てることにした。『週末に仕事をしないこと』『平日は家族と夕食をともにすること』を、自らに誓ったのだ。その誓約を守るため、クリステンセンは朝の三時に仕事に出ることもあったという。こうしたクリステンセンの頑なな行動には大きな意味がある。重要なことがらに対しては、『柔軟性』は有利にではなく、むしろ不利に働く」決断疲れを避け、評価が確立される頑固。