フロー状態と習熟

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前野隆司さん。「音楽を演奏しているときや、小説を書いているときにフローに入る人は多いようですが、フローに入るための条件のひとつは、習熟です。意識してやっているうちはダメで、練習に練習を重ね、無意識的に身体や脳が動くようになっていないとフローやゾーンには入れない。スポーツのフローやゾーンでは危機感や臨場感を強調する場合が多い。実際、ポジティブ心理学では、フロー状態は極めて幸せな心の状態のひとつであると位置づけられています。興味と緊張感がキーワードのように思えてきました。興味と命がけという緊張感があることで、学びも深まるし、パフォーマンスも高まる。フローにも入りやすくなって、不可能に思えることもできてしまう。現代のわたしたちに足りないのは、フローを伴う挑戦に基づく学習だといえそうです」危機感かあ。