田原総一朗さん。「誰でもこういう運不運のリズムがあるんだと思う。問題は、不運のリズムに入った場合、どう脱出するか。そこが大事なんだよね。川上哲治さんは座禅を組んだり、仏像と向かい合ったりしたという話がある。つまり、占いや宗教ってのは、いいリズムをつかむためのものだと思う。そして問題は、落ち込まないことも大事だけれど、いかにいいリズム、運を呼び込むか。運不運はあるんです。だから不運に見舞われた場合、その不運をいかに最小に食い止めて、そこからいかに立ち直るか。さらに、もし出来るならば、その不運を逆にバネにして、飛躍するバネにできないか。これがいちばん大事な部分だね。不運はしょうがない。それを幸運に変える。つまり、運を呼び込めるかどうか。そこが肝腎なんだね」危機の危を除けば機は飛躍のチャンス。