人生には波がある

田原総一朗さん。「人生には波があるのは事実だと思う。それを運不運といってもいいけれども。自分が時代にフィットしているなと感じるときは、時代の流れがよく見える。見える場合には先を読むこともできる。それがピタリと当たるんだね。するとね、もしかしたら俺はすごい才能があるんじゃないかと、思うくらいのときもある。で、読めるときってのは、仕事の注文もどんどんくるね。テレビに出ても、なんて言うか、自分でうぬぼれたくなるほどいいコメントが言えるわけ。かと思うとね、まったく時代を読めないこともある。ことごとくはずれていくわけね。そのうち自信もなくなって、何も言えなくなってくる。すると仕事もガクンと減る。そういうリズム、波が確実にあるね。つまり、これが運不運というものの正体なんじゃないかと僕は見ているわけ」やはり波。