他者とのシンクロで

リバー・バークマンさん。「ダンスに没頭するとき、他者とのシンクロは異次元への扉を開いてくれる。そこでは自他の境界がぼやけ、時間はもはや存在しない。僕は地元の合唱団に参加していた時、そんな体験をした。ただのアマチュアの合唱だが、みんなの声が合わさると、ひとりでは達成できないような完璧なクオリティが生まれる(研究では、合唱がもたらす心理的利点は歌唱力が平凡であっても減少しないと結論づけられている)。歌やダンスでなくてもいい。例えばニンジンやブロッコリーの箱をベルトコンベアに乗せる作業をしている時、他の労働者たちと深い絆で結ばれているように感じる。まるで修道院で共同生活をしているかのように、静かな一体感と目的意識にすっぽりと包まれるのだ。そういう瞬間には、何か神秘的なものが働いている」シンクロ。