捨てて余白をつくる

加藤俊徳さん。「身の回りのモノには、記憶が紐づいています。『この書類には〇〇について書いてある』『この本はあの論文を書くための参考資料だ』『このメモは先週の予定のために貼ったんだ』等々、モノがあることでいろいろな記憶が喚起されると思います。さして必要でもない記憶が紐づいたモノが溢れていると、情報整理を司る記憶系脳番地の負担になります。そこで、使わないモノは思い切って捨ててしまいましょう。それを取っ掛かりに記憶を引き出すことはできなくなってしまうので、パパッと優先順位を付けて全体の半分を目標に処分します。本棚にある本を半分に、クローゼットにある服を半分に、机の引き出しにある書類を半分に、といった具合です。脳もすっきりして記憶容量にキャパシティが生まれ、新しい情報を取り込みやすくなります」整理。