解決策よりも共感

イーサン・クロスさん。「動揺して、無力感を覚えたり、傷ついたり、圧倒されたりすると、私たちは感情を吐き出して、慰められたり、正しいと太鼓判を押してもらったり、理解してもらいたいと思ったりする。これですぐに、安心して、つながっていると感じられ、どこかに帰属したいという基本的な欲求が満たされる。結果として、内なる声がネガティブな思考に飲み込まれてしまったとき、私たちがたいてい他人に真っ先に求めるのは『感情的な欲求』の充足である。『闘争・逃走反応』とは別に、多くの人が脅威にさらされたときに『思いやりと絆』反応を示す。人々は支えとケアを他人に求めるのである。進化上の観点からすると、このアプローチに価値があるのは、一人よりも二人のほうが捕食者を追い払いやすいからだ」まずは、共感を得て安心をすることから。