焚火がいいわけ

加藤俊徳さん。「『光をもたらすこと』は、脳に影響をもたらします。光駆動反応といって、『人の目に、周期的に光刺激を与えると、脳波も、その刺激の周波数と同じ周波数に同調する現象が見られる』ことが分かっています。つまり、目に入る光の周波数が、脳にも影響を及ぼすということ。1ヘルツの点滅する光(これはかなりかすかな光です)を見ていると、見ている人の脳波も1ヘルツになるのです。ろうそくの火は、風に揺れたりして動きが変化します。また、光の明滅によって、脳に見ている瞬間と見ていない瞬間の『リズム』が生成されます。炎のゆらぎを見つめることで、私たちの脳の視覚野は、目の前の光景と『同調』して変化することになります。キャンプなどで焚火をして炎を見つめることは、脳の視覚系番地を活性化させるよい行動と言えるでしょう」炎。