苦労ができるんだから

三浦知良さん。「我ながら、大変なところへ来たもんだと思います。20代、いや、代表クラスの選手が飛び込んでも簡単じゃないかもしれない。僕の今の力でそこでやっていくとなると掛け値なしに大変。挑戦してどうなるの、と思われるだろうか。でも、『苦労』というものを僕はもう一回味わいたいと思っている。ここから成長したければ、今回のような環境に来るべきなんだ。所属先の選択肢の中でポルトガル行きが一番大変なのは目に見えていた。そこにあえて身を置き、自分がどんな精神状態になり、どんな思いでピッチに向かうことになるのか、もう一度経験したかった。目をそらすのは逃げだと思った。サッカー人として生きていくなら、人間として一番成長できるのはおそらく、一番苦労する道なんだ。僕は恵まれているよ、苦労ができるんだから」挑戦。