『丁寧道』の真髄

武田双雲さん。「『丁寧道』によって何をするのかといえば、行為としては『五感をフル稼働して目の前の物事を味わう』。言い換えれば、『いま、このとき』を味わって生きるということ。つまり、未来にばかり向きがちな自分の目を、少しでも『いま、このとき』に向けるということが、『丁寧道』の真髄でもあるのです。とはいえ、『~のために』を疑ったら何にも頑張れなくなりそうだと思ったかもしれません。目的意識があるからこそ、毎日やる気を出して頑張ってこられたのに、と。ただ、そもそもやる気なんて出さなくてもいいんです。なぜなら、やる気を『出す』と思っている内は、本当はやりたくないことを、渋々、嫌々、やっているという面が強いから。義務感を脇に置いてみることで、純粋にやりたいと思える気持ちが自然と芽生える瞬間があるはずです」やる気。