情報を集める傾向

堀口秀吾さん。「情報の多さは、私たちが目の前のやるべきことに集中するための時間と力を奪い、パフォーマンスが落ちる大きな原因ともなっています。私たちは、『メディアやネットの情報を見たり、気になった情報をさらに調べたりする』『メールやLINEを読み、返事をする』『SNSで発信された情報をチェックし、リプライする』など、ただ膨大な情報を処理するためだけに、信じられないほど多くの時間を費やしています。そして、情報の処理に費やす時間が増えれば増えるほど、目の前のことに集中することも難しくなります。もっとも、社会の中に流通する情報の量がどんなに増えようと、それらを受け取ろうとしなければ、情報の処理に費やす時間もたいして増えません。しかし、私たちは自ら進んで情報を集めようとする傾向があります」その傾向に逆らって。