ネガティブなニュース

堀田秀吾さん。「ジョンストン・デイヴィーの実験では、ネガティブなニュースを観た被験者たちは、不安や悲しい気分が増幅され、ニュースに関係ない個人的な心配事まで大げさにとらえるようになったり、抑うつ症状や悲観的な思考に陥りやすくなったりすることがわかりました。情報を処理する人間の脳の作り自体は、20万年前とほぼ変わっていません。それなのに処理しなければならない情報だけが増え、脳が常にフル稼働状態になっているため、昔に比べて疲労やストレスを感じやすくなっています。改善したりリセットしたりするためには、しっかり睡眠をとる、空いた時間に情報を遮断し自然の中に身を置く、ぼんやりするといったことが必要です。ところが、私たちは、ついついネットサーフィンをしたりSNSをチェックしたりしてしまう」ぼんやりを。