誘惑は大脳辺縁系

堀田秀吾さん。「世の中には誘惑が沢山あります。イフ・ゼン・プランニングを使えば、こうした誘惑に打ち勝ち、習慣化した『やるべきこと』に、より集中して取り組むことができます。私たちが何らかの誘惑に直面したとき、脳内では、大脳辺縁系大脳新皮質2つの部位が働きます。このうち大脳辺縁系は、食欲や性欲、睡眠欲などの本能や欲求、喜怒哀楽などを司っており、人が何らかの誘惑を目にしたときは、まず大脳辺縁系がその誘惑に反応するかどうかを決めます。大脳辺縁系の決断は速く、選択の結果がどうなるかなどは考えませんし、大脳辺縁系が一度誘惑を受け入れてしまうと、簡単にやめることができません。あとで勉強や仕事に支障が出ようとも、大脳辺縁系が『ゲームをする』と決めれば、人はなかなかそれに抗うことができないのです」本能が勝つ。