安田隆夫さん。「不運の最小化は幸運の最大化によって可能になるということだ。すなわち、『幸運の最大化』こそが、運をコントロールする第一歩となるのだ。もう少しわかりやすく説明しよう。幸運が巡ってきた時に、運をとことん使い切って、目一杯の果実を収穫しておく。それを不運が巡ってきた際の備えとしてキープし、頑丈なセーフティネットを築いておく。そうすれば、向かい風が吹いてきても十分耐え忍べるため、気持ちに余裕をもって不運の最小化ができるというわけだ。ドン・キホーテも運が巡ってきている時は、人気店を量産するなど、エンジンを目一杯にふかして、せっせと『幸運の最大化』に励んでいた。そうして体力を養ったからこそ、コストがかかる環境問題の対応にもきちんと取り組め、不運を最小化することが出来たわけである」なるほどね。