仕事に打ち込む

「毎日の仕事に自分を打ち込んでおるかどうか。我々は案外精神が散乱しやすいもので、ものに打ち込むということは非常に難しいことです。東洋哲学でいうと、『止』という言葉があるでしょう。これはとどまるといいますけれども、ものに打ち込んで一つになるという文字です。ものに打ち込んで、ものと一つになると、そこから本当の叡智というものと、直観力が出てくる。」安岡正篤の言葉。そういう集中した状態になれぬのは、我が精神が散乱している故なるや、はたまた打ち込む対象を見出せないが故なるや。