文字と人間

糸川英夫さん。「ノーベル賞の受賞者たちは、自分の目標を達成していく上で、どのような方法をとったであろうか。わたしが調べたところでは、共通点がだいたいにおいて1つある。ひとつは、自分が設定したテーマと関係のあるようなことを研究している人たちに、積極的に会いに行っていることである。つまり、フェイス・ツウ・フェイスによって、様々な情報を受け取っているということだ。もうひとつは、自分の研究テーマにすこしでも関係するような論文や書物は必ず読んでいるということである。そのうえ、手紙による情報の交換も行っている。すなわち、文書、文字によって情報を得ているということに他ならない。文字と人間ーこの二つが、大発見、大発明にいたるプロセスを決定づけている。」課題。人にあいにいくこと、関連する書物をすべからく読破すること。