感奮興起と壊創守

野村克也さん。「私はリーダーについて、常に以下のことを念頭に置いている。①リーダーいかんによって組織はどうにでも変わる。②リーダーはその職場の気流にならなくてはならない。③リーダーの職務とは『壊す・創る・守る』(略)②は自分が率いる人間を巻き込むことができるかどうか。一人一人に仕事の意義を感じさせ、興奮させる。感奮興起という言葉があるが、感じて奮い立たせる、意気が奮い起こる、それこそが指揮官の使命である。③は信長(旧価値社会の破壊)、秀吉(新価値社会の建設)、家康(既存事業のローリングによる維持管理)、この3つの作業を組み合わせることができるかどうか。リーダーはチームが機能する軸を「まとまり」におかなくてはならない。「まとまり」とは、目的意識、達成意識をみなが持ち続けることである。」なるほど。