信頼と尊敬を得る

稲盛和夫さん。「製造業であれば、管理職の人から現場の働く人までいろんな人がいます。そういう人たちをまとめていくために、社長が信頼と尊敬を得ようと思えば、必死になって自分も努力し、『我が社はこういう目的で経営します。社会に対してこういう使命があります。その使命を果たすため、我々はこういう生き方をするのです』ということを、従業員に語りかけていかなければなりません。会社をまとめていくのに、私は、『従業員とお酒を酌み交わしなさい』と言いますが、酒を飲みながら腹を割って話し合うのです。もし困っている従業員がいたら、『あれだけ忙しい社長が、私のことにそこまで親身になってくれるのか』と思うぐらい、とことん相談に乗ってあげることです。その思いやりが、相手に信頼と尊敬を抱かせるもとになるのです。」なるほど。