企業の目的とは

加護野忠雄さん「松下幸之助氏は、産業を通じた社会への貢献が企業の目的だといっている。稲盛和夫氏は、従業員の幸福を実現することが企業の目的だという。小倉昌男氏も、『企業の目的は営利であり、利益が出ている会社がよい会社であり、儲からない赤字の会社はいくら良い商品をつくりサービスを提供しても、良くない会社だという考え方の人もいると思う。要するに企業の存在価値は利潤を生み出すことにある、と割り切るわけだが、果たしてそれが正しい考え方なのであろうか。私はそうは思わない。企業の目的は、永続することだと思うのである。永続する為には利益が出ていなければならない。つまり利益は手段であり、企業活動の結果である』という。H・フォードは「労働者には高賃金を、消費者には低価格を」を目的として経営を行った」金儲けだけでなく。