最終目標を最初に決定する

柳井正さん。「僕は、何かを実行しようと思ったら、最終的な目的や目標を最初に決定しない限り、行動は起こせないと考えている。これは、企業経営にもいえることだ。だから、僕はまず、『ユニクロを世界一のカジュアルチェーンにする』という最終的な目標を示し、そこへ到達するための現実的で確固たる目標を決め、それを実現する方法を具体的行動の単位で考えて、トップから一般社員、パート従業員に至る会社全体で実行してきた。それが、あるべき経営者の姿であると考えていたからだ。しかし、多くの日本の経営者はそうは考えていないのかもしれない。トップの役割は経営計画を決めることのみであり、それを実行するのが社員の役目だという考え方に基づいているように思う。だが、僕の経験ではそれでは人は動かない。」まず、最終目標を。