自律的な個人を育てる環境

「自己目的的パーソナリティ」とは、他人志向ではなく、自らの意思で行動し意思決定ができる自律的な個人であるという。海道昌宣さんはこの「自己目的的パーソナリティ」が育成されるためには、以下のような環境の家庭が必要だという。(1)子供が手近で明確な期待を認識していて、明瞭なフィードバックが得られること。(2)自分が現在行っていることやその時の具体的な感情に親が感心を持っていると子供が認識できること。(3)意見を求められること。(4)信頼と子供に対する支持があること。(5)子供の能力に合った挑戦の機会を親が徐々に課していくこと。これは職場でも同じ事だそうである。例えば(2)でいうと、部下に例えば「何してるの?へえー、面白そうだねえ」などと語りかける上司は部下を育てるのだと。声、かけてますか。